ということで、6時半頃起きて、飯食って二度寝。予定では8時頃起きるつもりだったが、特にアラームを仕掛けていた訳ではないので、起きたのは8時半。この30分の遅れは、以降ずっとついて回ることになる。
コーヒー淹れて、ぼーっとしてから、身支度して休憩。最寄り駅まで歩く。昨日に比べれば、だいぶん暖かいな。風はちょっと冷たいけれども。
最寄り駅から、阪急神戸線王子公園駅までの車中で、『夜の写本師』読了。面白かった。次回作(この前文庫化された)も、同じ世界の設定で、登場人物も同じ人物が出てくるらしい。早く読みたいのう。
11時頃、阪急神戸線王子公園に到着。兵庫県立美術館へは、JR灘駅からは二度ほど行ったことがあるが、王子公園からは始めて。駅を出たはいいが、どの道を進めばいいか、ちょっと迷う。王子公園から、兵庫県立美術館までの道は、「ミュージアムロード」という名前が付いている筈なんだが、それらしき表記も見えぬ。
iPhoneを取り出して、googleMap先生の助けを仰ぐと、もう少し阪急の線路に沿って西へ進むと吉と出た。仰せに従って、しばらく西へ歩くと、王子公園の入り口を示す標識と共に、ミュージアムロードの標識もあった。ということで、ここから南へ下る。
兵庫県立美術館のウェブサイトを見ると、王子公園前からは徒歩20分と書いてあった。結構遠いな。まあ、道が下り坂なのが、せめてもの幸い。もちろん、それは帰りは上り坂を登っていかねばならぬ、ということを意味するのだが。
なんとか、JR灘駅まで到着。ミュージアムロードは、JR灘駅で分断されているので、駅の構内を通り抜けねばならない。通り抜けて行く最中、パン屋兼喫茶店があった。まだ疲れるほど歩いてはいないが、小腹が減っている。腹減った状態で、美術展みるのも嫌なんで、ついふらふらと入ってパン2つとブラックコーヒーで腹を満たす。またしても時間ロス。
それから更に南へ下って、ようやく兵庫県立美術館へ到着。障害者手帳を見せて、半額でチケットを買って、入場。客は少ない。邪魔されずにゆっくり見れる環境。なんだが、ちょっと体調が変。やけに足元がふらつく。しんどい。朝起きた時はそんなことはなかったんだが。あちこちに結構休憩用の椅子があるので、椅子がある度に座って休憩して、なんとかしのぐ。
展示そのものは、なかなか興味深かった。ホドラーは、名前を知っているぐらいだが、風景画、人物画ともに面白い。残念なのは、晩年の大作が、いずれも教会や博物館のフレスコ画なんで、そのまま持って来て展示するという訳にいかず、習作や下絵の展示に止まったこと。いちおう、「本物」を映した映像があることはあるんだが、これがおざなりのもので、長さも2分くらいしかない。もうちょっとなんとかならんかったのかい、という感じ。
結局、12時45分ごろ観終わる。もうすこし時間かかるかと思ったが、意外にすっと観てしまったな。帰りの上り坂はしんどい。この後は、神戸漁盤をするのだが、色々と都合により、元町方面から始めて三宮方面へ戻る、というつもりでいた。
そんなこんなで、なんとか、JR灘駅まで到着。阪神岩屋駅から元町へ出る、と言う手もあったが、岩屋駅周辺には昼飯を食べられそうな所が無さそうだったので。JR灘には、行きがけに中食食った喫茶店の向かいにモスバーガーがある。なんか、新商品のXO醬チキンバーガーというのが出ていたので食べて見たが味はもう一つ。
それから電車に乗って、元町まで。まずは元町高架下の3店から始める。今回の漁盤での目標には、ジャニス・ジョプリンのライヴ盤を入手したい、というのと、ジミヘンの、おなじくライヴ盤を入手したい、というのがある。
ジミヘンは、もう遙か昔の話しになるが、1stアルバム『Are You Experienced 』を買って聴いてみたが、どうも、ピンと来なかった。それからさらにだいぶん経って、ジミヘンの諸作がリマスターされて出し直された時、また1stを買ってみた。最初に買ったCDは既に行方不明だったので。でも、やっぱりピンと来なかった。
それ以来、俺はジミヘン苦手なんだ、と思って手を出さずにいたのだが、このところジャニス・ジョプリン聴いて良かったので、再々度手を出してみようか、と言う気になっていた。1stは、というかスタジオアルバムはダメらしいからライヴ盤にしてみようと。
そんなこんなで、1店目のFREAK OUT、いきなりジミヘンの『Live At Woodstock』2枚組900円というのが見つかる。とりあえず保留して、他の棚(と言っても入り口の近くだけ。奥の方は、もう少し痩せないと入れない)を見て回ってもこれと言ったものがなかったので、結局ジミヘンを買ってしまう。う〜む、1店目にして早くも目標の1つを達成してしまったか…。
2店目、ワイルドハニーパイでは、ジャニス・ジョプリンの『Live at Winterland 68』が見つかる。どうやらリマスター盤で国内盤のようだ。価格は980円。買おうか、と思ったが、確かamazonでは950円くらいで売ってたし、まだ安い店があるかも知れんと思って、止めちゃった。後で後悔することになるのだが…。
3店目、ダイナマイトでは新入荷の棚にごっつい箱物があった。ザ・ザの『London Town 1983-1993』という、絶頂期の4枚のアルバムに、ボーナスディスクが付いていると覚しき(外からははっきり判らない)5枚組だ。価格は1590円と安い。ザ・ザは、リアルタイムで活動していた時に、気にはなりつつも、結局手を出さなかったアーティスト。だいぶん迷ったが、結局買っちゃった…。
ということで、最初の3店で既に2セット7枚の購入。先が思いやられる。
ちょっと休憩を入れて、今買ったものを検品。ジミヘンのは、おそらく初回生産限定と思われるデジパック盤だった。問題のザ・ザの箱は、『Soul Mining』(1983)、『Infected』(1986)、『Mind Bomb』(1989)、『Dusk』(1992)の4枚に、ボーナス・ディスクを付けたもの。ボーナス・ディスクの中身は、「I'm The Man」のサントラと、CD Extra仕様になっていて、マット・ジョンソンと、ジョニー・マーの対話および「Pillar Box Red」という短編映画の、2つの動画を収録。ちょっと期待外れ。もっとこう、未発表音源満載とかの方が嬉しかったんだが。動画は、なにせ推奨環境が「System 7.1or Later」とか書いてあるから、見れない可能性が高いし。
とりあえず、次のりずむぼっくす元町店へ向かう。ここはいつも何かしらある店だが、今回は、クラシックの箱物棚で、凄いものを見つけてしまった。マリア・ジョアン・ピリスの、エラートレーベルに残した録音を集大成した17枚組だ。価格は2980円!と安い。一応、価格チェックしてみると、amazonの3980円が一番安い。まあ、1000円差ならいいか、と思い、手に持ったまま店内を一周した。エド・デ・ワールトのマーラー8番国内盤というのがあった。ええと、8番は持っていたっけ?確か2枚組のが1つあったのは覚えているんだが、それが8番だったかどうか…。
結局、君子危うきに近寄らず、ということで、ワールト盤は見送る。あと、Perfume のミュージッククリップ集初回限定仕様というのもあったが、Blu-rayだった。見れねえorz。結局ピリス箱だけ買う。
ここで2度目の休憩。ピリス箱の詳細を書いておくと、1枚目はJ.S.バッハ、2〜8枚目がモーツァルト、9,10枚目がベートーヴェン、11〜13枚目がシューベルト、14〜16枚目がショパン、最終17枚目がシューマンとなっております。幅が広い分、全集になってるものは無い。そこがちょっと不満かな。
さて、次はブックオフ。だいぶん長い時間かけて見たが、全く何も無し。あっても高い。あまり見かけないインバルのショスタコ全を見て、お、と思ったら10000円超えてるし…。
さすがに疲れてきたので、店内の休憩コーナーで座って、自販機で買ったエナジードリンクをがぶ飲みしたら、ちょっと元気が出た。向かい側のジュンク堂書店へ寄って、平山蘆江の本を探す、というか検索機にかけるも在庫なしお取り寄せだったorz。
そこからセンタープラザへ渡って、りずむぼっくすウェスト店へ。前回来た時、行方不明だったりずむぼっくすのイースト店の方だが、店頭に貼り紙がしてあって、ようやく移転先が判った。なんと阪急今津線の逆瀬川だと。移転という範囲超えてるやん!
まあ、家からは逆に近くなったので、今度機会を見つけて行って見よう。
本題へ戻って、りずむぼっくすウェスト店の方だが、これまた全く収穫なし。さて、残るはりずむぼっくす三宮店だけだが、その前に腹が減ってきた。時計を見ると18時50分。まだやってるかな〜と思いながら地下へ降りて久しぶりにいっとっ亭へ行くとなんとか営業中(19時までだった)。ご飯を大盛りにしてもらって(料金は一緒)、掻き込んで、それからりずむぼっくす三宮店へ。
最後にクラシック棚の声楽の所で、ストラデッラという知らない作曲家の盤が、ラ・マニフィカ・コムニタ演奏だった。まあ、大半は「クリスマスイヴのためのカンタータ」ということで伴奏なんだが、一応シンフォニアも3曲入ってるし、値段も700円強と安かったので買っちゃう。
ということで終了。あ、タワレコ三宮店忘れてたわ。まあ、大したものもなかったろう。結局、4セット、25枚!というとんでもない結果に〜。ピリス箱さえなければ、もうちょっと平和だったろうけど。まあ、でも1枚単価は300円切ってるけど。
結果的に、ジャニス・ジョプリンのライヴ盤買わなかったのが心残り。やっぱり買っときゃ良かったなあ〜。あと、ワールトのマーラーは、2枚組で持ってたのは9番でした。8番は持ってなかったorz。早速、何番持ってるか、メモを作ってiPhoneと共有しましたが、事前にこれを作っておけば…。
と言う訳で、多少悔いの残る漁盤結果でした。神戸市博物館では「チューリヒ美術館展」というのをやっていて、今日もホドラー展とどちらを観に行くか直前まで悩んでいた。まあ、GW明けまでやってるので、慌てることもないしな。それを観に行って、ついでに今回の買い漏らし品回収を…。ってもう残ってないだろうな。